あなたが持って生まれた資質を才能として生かし、豊かに生きよう!


私はキャリアカウンセラーとして

対人支援のお仕事をするようになって約7年。


そもそもキャリアカウンセラーという仕事に興味を持ったのは、

会社員として仕事をする中で、

個人が得意なことを仕事に活かせている人が少ない、

と感じていたことがきっかけです。


個人が生まれ持った能力や資質とは関係なく、

部署に配属され、業務に携わる中で、

得意ではないことに一生懸命に取り組み、

疲弊していく同僚を何人も見てきたからです。


もともと得意なことや、好きなことを、

仕事に活かすことができたら、

全体としてもっともっと効率的なのにな~。


そんなことを日々感じていた私自身も、

今ひとつ自分の能力というものがよく分からないまま、

目の前にある業務に向かう日々でした。


結婚や出産などの転機を経て、

私はこれからどうしていきたいんだろう?

と考えることが多くなり、

仕事と育児で時間に追われる生活からいったん距離を置き、

じっくりと自分について考える時間を持ちたいと、

退職を決めました。


そこから個人事業主としての仕事がスタートしますが、

そもそも自分が何者なのかがわからないまま、

暗闇の中を歩き続ける長い時間が続きました。



私が「HSP」という言葉を知ったのは、

今から数年前のこと。


HSPとは、Highly sensitive personの略。


ハイリー・センシティブ・パーソン、

つまり、非常にセンシティブな人、

とても繊細な感性を持っている人のことを言います。


数年前の私は、さっそくセルフテストをやってみたものの、

その質問に明らかに回答することができませんでした。


例えば、

「自分をとりまく微妙な環境の変化によく気付くほうだ」

という質問。


これにYesかNoという回答を求められるのですが、

私は自分がどちらなのかよく分かりませんでした。


なぜかといえば、


「他の人と比べてどうなのか」


といった視点から考え、

この自分の感じている感覚が、


よく気付くほうなのか

そうでもないのか


が、よく判断できなかったから。



あとは、

みんなそう(→ このくらいのことは気付いている)

と思っていたので、その前提で


「他の人と比べると(私は)どうなのか?」


というのがわからなかったから。



もうそのくらいに、あまりにも当たり前に、


「他者と比べてどうか」


の視点が、

私の深い所から刷り込まれていて、


どこを、誰を、基準にして?


と、何に対しても問い続け、

グルグルとした終わりなきスパイラルに巻き込まれ、

自分の感覚がどこまでなのか?

ということを全く認識することができずにいました。



それも、今思えば、なるほどと思うことがあります。



そう、私は非常に強いHSP。

しかも好奇心もあるHSSという質も同時に兼ね備える、

HSP×HSSという資質の持ち主です。


敏感な感性というブレーキを持ちながら、

旺盛な好奇心というアクセルも持っているという、

真逆の質を同時に持ち合わせている状態です。



しかし…

今となってはそんな風に思える日々ですが、

ここに来るまでの道のりは、

それはそれは「しんどい」ものでした。


言葉で言っても理解してもらえない。


そのもどかしさがいつしか自己否定に変わり、

私は自分を抑圧していることすら思い出せないほどに、

周りに合わせて、傷つかないように生きてきたのです。


自分は自分のままでいいんだ!


それをはっきりと理解することができたのは、

このHSPという概念を広めようと活動されている

皆川久美子さんとの出会いと、


時を同じくして、

友人がシェアしていた、女性のための

意識を身体に向けてつなげていく、

アート・オブ・フェミニン・プレゼンスとの出会いでした。


自分が今まで「しんどい」を感じていた理由が、

公美子さんが言葉で表現してくださっている

HSPの世界でクリアになり、安心につながりました。


同時に、アート・オブ・フェミニン・プレゼンスのワークを

探求していくその過程で、

自分の意識と身体が繋がっていくと、

どこまでが自分なのか、自分が何を感じているのかを

明確にキャッチできるようになってきたのです。


もちろんその時は、HSPの概念と、

アート・オブ・フェミニン・プレゼンスが繋がるだなんて、

これっぽっちもわかってはいませんでした。


でも、どちらも私にとっては興味深い対象で、

のめり込むように学び、そして体感を深めていったのです。


そして今私が確信していることは、

思考での理解と同時に、身体の感覚とつなげていくこと。


これが繊細な感覚を持って生まれた私たちにとって、

自分を信頼するために不可欠なツールだということ。


昨年1年間、自分自身を実験台にして経験してきたことから、

そんな結論にたどり着いている今。



最近、HSPという言葉の認知度が、

急速に広がりつつあることを感じています。


それはとても嬉しいことだし、

この概念でホッとする方も多いと思うのです。


そして私は、キャリアカウンセラーとして

多くの人の資質に出会ってきた経験もあいまって、


繊細なこの資質も才能として生かしていくことこそが、

その人がその人を生きる大きな原動力になる!


との確信を深め、

私自身の経験をシェアしていくと共に、

意識と身体をつなげていくワークショップの開催なども

積極的に行っていこうと思っています。



繊細さあまり、自分がダメな人間だと感じている方。

自己肯定感を持ちたくても、それが何だかよく分からない方。


大丈夫、私もそうだったし、

今だってそういう時もあるから。


すこしずつ、焦ることなく、自分のペースで、

ひとつひとつを丁寧に気付いて受け入れていくということこそが、

繊細な私たちにとって大切なプロセスだと思っています。


これからこのブログやホームページで、

私自身の経験に基づく気付きを広くシェアしていきたいと思います。


どうぞよろしくお願いいたします!

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