「やりたいことがわからない」の種類
私がキャリアサポートの仕事をしていると、
だいぶ前にチラッと話したのを覚えていてくれて、
20代後半の知り合いが声をかけてきた。
その時私は事務的な作業をしていて、
しかもかなりヒマしていて、
ゆったり流れる時間に幸せを感じながら、
ホンワカしていたような気がする w
だから、
もしかしたら話しかけやすかったのかもしれないな。
(無防備って素敵!)
立ち話だったし、
他の人の目もある場所だったし、
簡単な入口の部分しか話聞けなかったけれど、
「(仕事で)やりたいことがわからない。」
という言葉が出てきた。
その人が、
繊細で純粋な感性の持ち主であることは、
今まで接する中で私もよく分かっていた。
そんな感性を持っている人が、
「やりたいことがわからない」
と感じる時の理由って、
大きく二つあるよね、って思ったのです。
ひとつめ。
ふたつめ。
周囲が何を求めているのかわかりすぎて、
自分が何を感じているのかがわからなくなっている。
周囲の期待に応えたい、
という責任感も強い方が多いので、
無理しても頑張らなくちゃ、と
かんじているかもしれません。
親やパートナー、
今所属するチームや会社、
常識や一般論、世間体みたいな見えない圧力。
本当は自分の中にやりたいことはあるけれど、
他の人の思いと混同して
見えなくなっている状態。
やりたいことが「ない」わけではなく、
やりたいことが「ある」のだけれど、
「ある」ことに気づけていないことで、
自分に才能がないからではないか?
自分が弱いからではないか?
自分の感覚が他の人より劣っているからではないか?
と、自分を責める方向に
エネルギーが向かってしまって、
とても苦しいよね。
うんうん。
苦しいよね。
でもそれは、
あなたがおかしいからではない。
それだけは断言したい。
細かなことを繊細にキャッチする
センサーがあなたに搭載されていて、
今のこの社会の中で、
混乱してしまっているだけ。
その繊細さは才能であるし、
これからはその才能を生かせる時代だし、
おおいに必要とされるもの。
今はちょっと苦しい思いを
抱えているかもしれないけれど、
それを強みとして
次の投稿で、
じゃ、それぞれをどうしたらいいの?ということを、
私の経験をふまえて、お伝えできたらいいなと思ってます。
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